無題
私が子どもの頃
身近に音楽はなかった
音楽に縁遠い家だったけど
レコードプレイヤーはあり
親の映画音楽のレコードを
聞いたりして
この目に見えないものは
何でできているのか
知りたいと思った
その後
親にねだって
フォークギターを
買ってもらったけど
よくある
「Fのコードで挫折」
大学のジャズ研に入部して
初めて
歌う人としての自分を
発見しました
自分に楽器なんて
弾けると思っていなかった
カリンバ弾き語りを始めたのは
もっとずっと後のこと
歌う人としての活動は
紆余紆余曲折
そもそも
自分がつくりたい音楽の
イメージはなんとなくあるのだが
それを具現化する術がない
DTM(PCでの音楽制作)を
やろうと思ったこともあるけど
ソフト(アプリ)のプリセット音源に
イメージに合う音がなかった
あの3.11をきっかけに
ずっと前に買ったまま
お蔵入りしていた
カリンバを持ち出して
弾き始めたのが始まりです
あの頃プリセット音源に
カリンバの音が入っていたら
随分様子が違っていたでしょうか
とにかく今
カリンバ弾き語りスタイルで
音楽をするのが
今までで一番楽しい‼︎
迷いに満ちた
自分時代を経て
「奏でたい歌いたい」
気持ちのほかに
「届けたい」気持ちが
自分の中に
前より育ってきてるのを
感じます
自分が長らく
スーハーと呼吸している間に
どんどん時代は動いていて
今どこか緊張感を孕んだ空気
でも
いにしえの時代から
人の心の華は
変わらない
音楽を通して
そんな心の華が
この時代にも
たくさん開きますように
それが希望の種となりますように
そんな想いを
カリンバの素朴な音と
シンプルな言葉に載せて
何が起こるか
わからない未来だけど
歌えるとこまで
歌っていこうと
想いを確かにする今日です
*写真中込 祐さん