トムさん

もう随分前のこと
ネイティブアメリカンの
メディスンマンのトムさんと
お会いしたことがありました

 

メディスンマンというのは
ネイティブアメリカンのソサエティで
牧師さんであったり
お医者さんのような役を
する人のこと

 

その時
トムさんは日本に来て
強く感じていることを
話してくれました

 

「日本の人は
生まれ変わったら〇〇になりたいとか
前世で〇〇だったから
とごく普通に話をするのに
驚きました。

魂が生まれ変わるという概念は
キリスト教の社会では
受け入れられていない。

私たちは
魂が転生を繰り返していると
考えているので
それを理由に
迫害もされていますが
日本の人は私たちと
とても近い存在なのだと
感じました。」

 

えええ!そうなんだ!

 

確かに
半信半疑でありながら
私たち普通に使ってますね
そういう言葉

 

自分たちにとって
空気みたいなものを
誉めてもらえた感じがして
嬉しかった

 

海を隔てた地との
見えない不思議な繋がり
いや
本当は
繋がっているのだ

 

言葉は残っているのに
私たちの中に
今は薄れてしまっている
命が繰り返す感覚を
本当に受け入れられたら
かなり生き方感じ方
変わってくるように思いませんか

 

さて

トムさん
イーグルの羽を
一枚くれて
面白いこと教えてくれた

 

叶えたいことは
願えば必ず叶う
だから
真剣に願うんだ

 

ただ
気をつけなければいけないよ

 

良くないことを
願うと
それもまた叶う

 

当時の私は
とても解決できないと
そんな風に思えた問題に
がんじがらめな気分に
なっていた

 

私は
トムさんのアドバイスを受け入れて
そうか
やってみよう

 

全くありえないような
そう願うのは
贅沢過ぎるような
そんな光景を描いて
祈ってみた

 

その後
高波がやってきて
揉まれているうち
忘れていて

 

でも
ある時気づいたら
それはなんと
数年かかったけど
少しは痛みを伴ったけど
なんとなんと
その願いは
実現していたのです

 

トムさん
今どうしているかな
羽根はどこかに
行ってしまったけど
元気でいてくれたら嬉しい

 

あなたも
試しに
願ってみてください
欲張りくらいに
良いことばかり

 

うまくいきますように