アフリカノオト

ずっと読みたいと思ってた
「アフリカノオト」を読みました

読み始めると
とっつきやすくて
読みやすかった

著者コイケ龍一さんの
飾らない言葉が
自然に心に入ってきて
心に残る本です

コイケ龍一さんは
カリンバを作って弾いて歌う人
アフリカに行って
カリンバを学んだ人

そんな風に
今「ハレノネ」というユニットで
ご一緒している
タケダヒロユキさんに
ご紹介いただいた

インスタのやり取りで
コイケさんとお話しするうちに
neomii&the MoonBowで
一緒だった荷野ちゃんと
親友だと聞いて驚いた

私の歌もCDで聴いて
くださっていたことを知る
なんという
不思議なご縁の繋がり!

コイケさんは
アフリカで
生活の中に息づいた
音楽の在り方に
「本物」を感じたこと

そのアフリカの大地の上で
太鼓やカリンバの演奏を
夢中で吸収したこと

その中にいて初めて
「生きている」
と感じたこと
などが書かれていた

ああなんて素敵な!
一生モノの旅だったんだなあ!

私の中に
カリンバという楽器が
登場したのはいつだったか

その昔名古屋にいた頃
小劇場に一瞬
関わったことがあり
その演出の方に
レコードコレクションの中から
聞かせてもらったのが最初

フランス版だったが
そのきみどり色のジャケットには
楽器とそれを演奏する
茶色い親指が描かれていた

英語で「Thumb piano」
と書かれていた気がする
今思うと「ムビラ」という
親指ピアノだったと思う

まだその音色は耳に残ってる
ポロポロとして
可愛らしいけど
どこか猥雑さを含みつつ
宇宙的な金属音
見えない渦に
誘い込まれていくような
グルーブ感
そしてしゃがれたおじさんの歌声
村?のざわめき

フランス版だったし
情報が少なすぎて
よくわからなかったけど
乾いた土の上で
奏でられていることは
想像できた

これ一体なんな⁇
強烈な印象が残ったが
その後何年も
その正体には出会えなかった

ある時
浅草の有名な打楽器店で
あの楽器に似たものが売られていた
裏を見ると「Kalimba」と
プリントされたシールが
貼られていた

自分に楽器なんて
弾けるものではないと
まだその頃は思っていたから
手に入れてから
実際に弾き始めるまで
少し時間がかかったけど
あの日魔法にかけられたまま
追いかけて追いかけて
現在に至っている

私が追いかけてきたものは
あの日感じた衝撃であって
実際のアフリカの音楽ではない

コイケさんのような
鮮烈なアフリカ体験は
私にはないけれど
私は
自分の内側から滲み出るものを
あの日の憧れに載せて
奏で歌えることを

何よりしあわせに
感じているのです

ちょうど一年前にアップしたMV
ちょうどその浅草で
手に入れたカリンバを
弾いていますねー

おいおい
全然アフリカじゃないし(笑)

いえいえ
憧れは
いろんな形に姿を変えて
ねおみいの中に
息づいているということで
それもまた
面白い在り方なんじゃないかと?

少し脱線しました
コイケ龍一さんの
『アフリカノオト』
とても素敵な旅のノートです

長くなりましたが
もしご興味あったら
読んでみてください♪